■■オリーブのまな板■■

 旅先から持ち帰ったキッチングッズで最近のお気に入りは、イタリアで見つけたオリーブの木のまな板です。
 これは木の形をそのまま生かして、1,2センチくらいの厚さに切ってあるものですが、木目が非常にきれいに浮き出ています。
 あまり美しいので、しばしばお皿が割りにテーブルに登場させています。朝食には焼き立てのパンを乗せたり、パーティのときはチーズボードとしてさまざまなチーズを盛り合わせたり。
 もちろん、本来のまな板としても大いに活用しています。

 木の性質のせいか、洗ったり水をかけたりすると白っぽくなってしまいますが、オリーブオイルを塗り込むと、たちまち元の色を取り戻し、美しい木目が浮かび上がってきます。
 日本のまな板の感覚だとびっくりするかもしれませんが、外国のまな板は、オイルを塗り込むことをよくします。

 イタリア料理が人気を集めるようになり、最近では日本でもオリーブの木のまな板を見かけるようになりました。
 また、少し前に購入したベトナムの土鍋の蓋も、私の最近のお気に入りです。
 土鍋ではなく、土鍋のふたというところがちょっとおもしろいでしょう。
これはベトナムの田舎のほうまで足をのばしたとき、焼き物やさんで見つけた者です。
素朴な色や、ちょっと不揃いな形、何ともいえない親しみやすさ。ひと目でそのふたに引きつけられてしまい、どうしてもふただけ欲しくなってしまいました。
ふただけでは売ってくれないかもしれないと思いつつ、お店の人に頼むと、意外なほどあっさり了承してもらえてのです。

大喜びで吟味して、何枚も「ふただけ」を購入したそれは、今では菓子皿や取り皿として、わが家で大活躍しています。

 でも、ベトナムのあのお店に残されてしまった鍋本体のほうは、その後どうなったんでしょうか。
SINCE 2009/08/29
UPDATE 2009/08/29

アジアのヘラ

オリーブのまな板

(C)雑貨屋で見つけたキッチン道具